演技って何の役に立つの?っていう話。

就活してた時に、いぢわるな面接官にそんなことを聞かれた思い出。


その時はまだまだ青臭い就活生だったもので、

「度胸がついて〜〜」とか

「協調性が〜〜」とか

そんな耳障りのいい言葉でお茶を濁しておりました。


その会社には入らなくって、今、別の仕事で、いろんなことを考える立場になって、

ほんとに演技で学んだことってそれだけか?って思いました。


なんだろう、いわゆる役作りって、

「何を考えるかを考える」

みたいなことだと思うんですよね。

何も考えずに演技はできない。

「こう考えると、こういう動き、こういうしゃべりになりました」って、

演出家と(観客と)コミュニケーションを取らなくちゃいけない。

これってすごいレベル高いことじゃないかと思うんですよね。


反省的思考というか、

自分が何を考えているか理解して、コントロールして、

アウトプットする。

ちょっと違ったら、前提の思考を変えてみる。あっちこっちに思考を操縦する。

役者は、程度はどうあれそういう営みをしていると思うのです。


おお...なんだかクリエイティブだ。


この、自分の思考を操って行動に落とし込む感じ、

仕事でも活かせる気がしませんか。


「役作りから学ぶ仕事の進め方」みたいなビジネス本があったら意外と売れるのかも。

そうでもないかも。



劇団つちの娘 岩本




劇団つちの娘

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