人生ゲーム

人生ゲーム、最後にやったのは何年前だろう。昔はお盆や正月に親戚が集まって、暇潰しにしたりしていましたが、あれ意外と時間がかかって手軽に出来ないんですよね。ちなみに銀行係をやるのが好きでした。

人生は常に、選んだほうの未来と選ばなかったほうの未来の2択だ、なんて何かで聞いたか読んだ気がします。「あのときこうしていれば」なんて生きていたら誰でもあることでしょう。私も先日、そんなことを考えていました。 
みなさんもよく覚えているであろう3/11の震災。私は当時6年生でちょうど卒業式の練習真っ最中でした。生まれは関西ですが、父の仕事の関係で数度引っ越しをしていた我が家は、震災時東京に住んでいました。確か震度5弱の揺れただったかと。万が一に備えて貴重品を詰めた鞄を用意し、みんなで津波の中継をどこか現実味のない気持ちで眺めていたのを今でも覚えています。
結局、それがきっかけにもなり父が関西に戻ることになり、私たち家族もその約1年後に地元に戻ることになりました。あの震災から10年、地元に戻ってから9年。もともと住んでいた場所に戻ってきたということもあり、すっかり今の土地に馴染みに馴染みきってる状況です。しかし、もしあの震災がなければ今頃自分はどこにいたのだろうか。中学高校大学、ずっと東京だったかもしれない。そうなったら、中学の友達や、高校の演劇部員、大学の劇団員との出会いはもちろんないわけです。でも、私の人生は、人生ゲームでいう10年前に震災が起こる、次に地元に帰る、止まったマスにそう書いてあったということなんですよね。その1つの出来事があるかないかで全く違う人生を歩んでいたのかもしれないと思うと、選ばなかった(選ばれなかった)未来のマスを見たい気持ちになります。
もしその先を見れて、分岐点でその後のルートを選べるなら自分はどちらを選んだのでしょうか。先を見ることも、選ぶこともできない今の自分としては、今生きているルートを選んでくれたら生きてる甲斐がありますね。

劇団つちの娘 日向マリ

劇団つちの娘

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