イヤリングと処世術


イヤリングをぶっ壊しました

ピンクとホワイトのかわいいデザインでした

そんなに強く引っ張ったつもりじゃないのに一瞬でペキ、という音と共に粉砕しました

通販で注文して、家に届いた初日にやっちま
いました

どうして…………


なんかちょっと前にもこんなことあったな……

何を隠そう、数週間前に部屋の照明が切れかけていたのでちょっとオサレなデザインのものを購入し、電球を回しいれようとしたその直後にパンッという破裂音と共に電球が飛び散りました

予備があったのでなんとかなりましたがご存じの通り、この世に生を受けてから破壊の限りを尽くしてきた私です

神からそんな小手先のもので可愛くなろうとする前にはよ痩せろとお告げを頂いているのかもしれない

そう思いつつこんな現状を打破したいと思い、頭に浮かんだのが裁縫糸です

何言うとるんや?と思うかもしれませんがイヤリングのあのなんか耳に挟む部分と飾りの部分を糸でグルグル巻きにすればワンチャンでは???と思ったのです

そうと決まれば早速やったろうやないの、と裁縫箱を取り出し、なるべく目立たない色の糸を巻き付け始めました

いつも縫い目は汚いけど裁縫自体は好きな私ならなんとかなるはず、と無心に巻きまくりました

そしてこちら
なにこれ?

なんか凄い重症のイヤリングみたいになっちゃった…

しかしいざ装着して鏡を見てみるこれが意外にもさほど目立たないのです

普通に嬉しくなりました

こんな喜びは幼稚園の時に遊んでいたシルバニアファミリーの人形を何故か全て全裸にしてしまったことへの罪悪感で17年ぶりくらいに新しく服を作ってあげたとき以来かもなあ

どんな形であれ外に付けていけるレベルにはなったのでオールOKです

全てを破壊し尽くしてしまう悲しき生き物であると同時に自分なりの再生の能力も持ち合わせている

我ながらなんだかんだ上手いこと生きていけそうだなと思っています


実里

劇団つちの娘

We are the theatle Company inKyoto

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