「演技やってるんだったら嘘つくのも上手いよね?」って言われちゃう話。

「演劇やってるんです」って言うと、結構な頻度で


「じゃああれもこれも演技だったかもってこと!?」

「怖~~~」

「嘘つかれても多分わかんないわ~~~」


的なことを言われてしまう。

これは演劇人あるあるなんでしょうか。


いちいち誤解を解くのもアレなので適当に笑って済ますんだけど、

実際「んなことは無いよなあ」と思う。


持論だけど、演技上手い人って嘘つけないタイプというか裏表のない人が多い。マジで。

素直で感受性高くて、喜怒哀楽がすっと出て......みたいな。

天真爛漫な人ほど、人の心を打つ熱のある芝居をする(気がする)。


そういう姿を見たら誰でも、嘘と演技の違いが伝わると思う。

演技は、「本当」を語ることなんだと。

嘘をつくことと演技をすることの、圧倒的な隔たりが感じられると思う。


つくづく。

嘘をつくのは簡単だけど、本当のことを言うのは難しい。


日ごろ嘘ばかりついている身の上だけど、舞台の上では、本当のことだけを語れるようになりたい。


日々精進します。



劇団員 岩本



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