青春の血

タイトル見てなんかかっこいい話と思いましたか??

残念!!!これは私の鼻血の話です!!!!!

唐突ですがこの場を借りて私の激動の鼻血時代のお話をさせていだきます




鼻血というものはおそらくほとんどの人が人生で数える程度しか出したことがないと思います

実際学校で鼻血を出している同級生を見たことはめったにありませんでした
私はというとですね
週2のペースで出してました

は???週2???貧血になるんちゃうか???
と思うかもしれませんが貧血は小2の時に1回なっただけです

しかも学校で出るときは大抵蛇口を一周捻ったくらい(?)の感じでダバダバ出るので教室を出ざるをえませんでした

鼻の穴にティッシュを詰め、鼻の真ん中らへんを指で押さえて血が止まるその時を待つ時間はとにかく虚無でした

1時間止まらないこともよくあったよ

いつしか私は鼻の穴のサイズにフィットするティッシュを作るのが上手くなり、それを"ミサイル"と呼びました

家族が鼻血を出した時は私が爆速でミサイルを発射しました

鼻血が与えてくれた数少ない私の特技です

ただ昔からアニメやら漫画やらが大好きだった私にとって鼻血というものはエッチな場面を見た男性キャラが出すものという認識があったのでそこはちょっと嫌でした

やがて中学に入り、私の鼻血を馬鹿にする子も出てきましたが、私は鼻血を恨むことはありませんでした

保健室の先生に病院行けやと言われてもやんわり拒否しました

その時には既に鼻血は私のアイデンティティとなっていたのです

馬鹿みたいな話ですが鼻血が出るとめんどくさいとは思いつつも謎の安心感がありました

なので治療することで鼻血を失うのは正直めっちゃ嫌でした

色んなものを失ってしまった中学時代の中で鼻血だけはずっと私のそばにあったのかもしれません(何の話……?)

ここ数年はすっかり鼻が落ち着いてきて(鼻が落ち着くとは?)めったに出ることはありません

結局鼻血というアイデンティティを失う形になってしまいましたが私は元気です

でもたまには出てきてええんやで?


実里

劇団つちの娘

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