ブログを書くのは初めてでマジで何書けばええんや?????
ってなってたのでとりあえずふと思い出した自分の昔のお話をします
好きな教科の宿題は真面目にやるけど嫌いな教科の宿題は落描きが始まっていつまで経っても終わらんタイプです
そんな自分がめちゃくちゃ真剣に取り組んだ宿題の1つが中1の時の百人一首を覚えるというものでした
当時歴史が好きだった(とは言っても主に戦国時代)自分ははちゃめちゃに頑張り、クラスの百人一首大会でもトップでした
その後行われた学年全体での大会の頃にはほとんど忘れて結果はボロクソでした
多分5枚くらいしか取れんかったな……
その雀の涙程の勝ち取った札の中の1つをご紹介します
「見せばやな 雄島の海人の袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変はらず」
なんかよくわからんけどひびきがすきだった
ゴリゴリの関西人である自分は「見せばやな」の"やな"が関西弁っぽくて好きなどとほざいていました
そんな理由で仕合が始まればまずこの札の場所を探していた自分
我が子を守るかの如く死守していましたね
そしてそんな記憶をさっきお風呂から出た時にふと思い出したのです
そういえばそんなこともあったな
歳を取りエネルギッシュさが日に日に落ちていき惰眠を貪る自分を嫌悪する毎日ですが、当時はただ純粋に大した理由もなくあの歌が好きだったな
インターネットが無いと生きていけないような穢れきってしまった自分はとりあえずあの歌の意味やら作者やらなんやらを調べ始めました
えっ!!!!!"見せば"って見せ場じゃなかったの?!?!!??
「見せ場やな」ってドヤってるんじゃなかったんだ…(古典苦手女)
現代語訳すると
「あなたにも見せたいものだ 雄島の海人の袖さえいくら濡れても色は変わらないというのに、血に濡れて色が変わってしまった私の袖を」
みたいな感じらしいっす
これが日本人の奥ゆかしさってやつ…?と学がないのでアホ丸出しの感想しか言えません
ちなみに血というのは血涙のことだそうです
おめえが恨めしくて血涙止まんねえんだわ!!!!ってことなん……?
歌の背景を調べてもアバウトにしか分からん…あかん…皆さんに解説するつもりだったのに…………
とりゃえずそれは置いといて予備校に通っていた時に現代文の授業で出てきたお話の1つなんですけど(唐突)
昔なんとなーく好きだったこととかって案外記憶の奥の奥の方~に埋まっててなかなか自分から採掘作業するのは難儀なんですよね
記憶の方から「よっ」と顔をだしてくれる瞬間を待つしかない
その瞬間は本当に突然何の前触れもなく来て我々を勝手にノスタルジックにさせて帰る厄介なもんですよ
でも思い出した瞬間はちょっとニヤッとしちゃうんですよねへへ
嫌な思い出は常に頭にこびりついて離れないのに対して良い思い出はたまに頭に現れてやんわり嬉しくなる
そんなちょっとした幸せを噛み締めて生きていきてえですね
演劇の話一切してなかったわ迂闊
お芝居をする上でこういう記憶も結構大事だと思います
自分は引き出しが曖昧なままではなかなか形にできなくて
かといって記憶くんがひょっこり出てくるのを待つわけにもいかない
そんな時はゆっくり順序だてて言語化すると案外「なんや?」と顔を見せてくれたりしますよ
ここまでヤマもオチもイミもない駄文を読んでくださりありがとうございます
アデュー
実里
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