気付けば、最後に舞台製作に携わってから1年が経ってしまいました。1年も舞台製作側から離れればまぁ話題にも困るわけで。その間に数作観劇もしてますがそれも少し話題にしにくいな~なんて考えたり。いろいろ話題を捻り出しては消しをかなり繰り返しているので、実はここまでに結構な時間を費やしています。高校演劇部時代の話やら腹式呼吸の話やら2.5次元舞台の話やら、しようと思えばなんとなく話題になりそうなものはあるにはあるのですが、まだまとまりそうにないので気が向けばいつか。
最近、少しずつ演劇も復活してきましたね。以前のようにとは勿論いきませんが、それでも上演中止のお知らせが山ほど回り、それ以上にまだ告知もできないまま中止となった公演が多かった時期に比べれば演劇を楽しめる機会は増えたと思います。私も先日、オンラインチケットを購入して配信にて観劇をしました。会場の席はほぼ満席でしたが、もちろん間隔をあける為にまばらの状態です。それでも、役者さん方はこのご時世にお客様を呼んで公演を打てたことが本当に嬉しいと連日おっしゃってました。元々、舞台はお客様がいて成り立つものです。自粛以前でも観客に対しての感謝の言葉はどの舞台でもありましたが、今はさらにその気持ちが役者さんの中で大きくなっているんだなぁと、カーテンコールの挨拶を見て感じました。そして、その気持ちは観客も同じなんじゃないかと。役者からの観てくれて、応援してくれてありがとうという感謝。観客からの素敵な作品を観せてくれて、応援させてくれてありがとうという感謝。様々な困難を抱える中で、舞台上と客席を繋ぐお互いへの感謝が今とてもとても強く繋がっているような気持ちになります。
舞台を作れることが、舞台を観れることが当たり前じゃない今、その感謝の気持ちを深く心に刻んで演劇に向き合っていきたいです。
最後に、劇団つちの娘のメンバーを始め、劇団つちの娘に関わってくださるすべての皆様にたくさんの感謝を込めまして。
劇団つちの娘 日向マリ
0コメント